株式会社MIXI 様

株式会社MIXI様は、「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」をパーパスに掲げ、ソーシャル・ネットワーキングサービスの「mixi」やスマートフォン向けゲームアプリ「モンスターストライク（以下、モンスト）」などを手掛ける、デジタルエンターテインメントのリーディングカンパニーです。
中でも「モンスト」は2013年のリリース以来、日本国内のみならず、世界中で多くのユーザーに親しまれている人気ゲーム。そのモンストの品質保証を専門に担当するチームが、デジタルエンターテインメントオペレーションズ本部モンスト開発部QAグループ様です。

テクバンを選んだ理由を教えてください。

テクバンに入っていただいたのは、他のQAグループで支援の提案を受けていたところ、当モンストQAグループで先ほど挙げた課題があり、まず2021年に1人のメンバーに入っていただきました。それから現在も支援いただいている理由は、大きく3つあります。
まず、テクバンのメンバーのコミュニケーション力の高さです。単に業務をこなすだけでなく、関係者と積極的にコミュニケーションを取りながら、仕事を進める姿勢が非常に印象的です。特に、リーダー層でなくとも、先んじてテストをスムーズにする情報を取りに行き、主体的に動いていただいています。
次に、MIXI文化への適応があります。MIXIは「ユーザーサプライズファースト」を掲げ、ユーザー様に驚きと喜びを届けるためのプロダクトを重視しています。これにはQAの役割として単に不具合を指摘するだけではなく、プロジェクトチームが一丸となり、最適なプロダクトを模索することが求められます。テクバンのメンバーはこの点においても、「ユーザーサプライズファースト」を念頭に置いて、QA業務を遂行していただいていると感じます。
そして、人員対応力と改善対応の速さです。当社の状況に合わせて柔軟に人員配置してくれる点が心強いですね。また毎月1回、我々QAチームとテクバンでミーティングを実施し、メンバーの動きに対するフィードバックを行っていますが、改善点はすぐに対処され、常に我々のニーズに即応していただいています。

具体的なご支援内容を教えてください。

テクバンにはモンスト開発部QAグループの中でも、モンスト関連のウェブサイトに対するQA業務を支援していただいています。テスト設計からテスト実施、不具合報告まで、一連のテスト業務を担っていただいています。
特に、毎年夏に開催する大規模イベント「DREAMDAZE（通称モンドリ、旧XFLAG Park）」の特設サイトのQA業務は従来のウェブサイトのテストとは異なり、ゲームアプリに近い動的な要素を含むため、専門的な知識と対応力が求められます。
また、イベントを盛り上げるため、複数の特設サイトやウェブアプリが立ち上がります。単純にQA業務量が多くなるため、平時のリソースだけでは対処できません。そのようなときには、常駐しているテクバンのメンバーの下に一時的に人員を増やして、サポートいただいています。

ご支援の効果を教えてください。

テクバンのメンバーのサポートによってQA業務におけるコミュニケーションが活性化し、よりスムーズなリリースフローを実現できるようになったのではないかと感じます。
常に主体的な情報収集をしているテクバンのメンバーは、ときには別のフロアにいるエンジニアのデスクまで移動し、直接コミュニケーションを取ることで、エンジニアとQAの間の情報共有をスムーズにしています。バグの早期発見やリリースの精度向上にもつながっているでしょう。この“直コミュニケーション”は社内でも広がりつつあり、MIXI文化にもマッチした良い傾向だと感じています。

今後の展望をお聞かせください

モンスターストライクは、おかげさまで2023年に10周年を迎えました。今後も15周年、20周年と、さらに長く広くユーザー様に楽しんでいただけるプロダクトを目指しています。
QAの役割も従来の業務を超えて、より上流の工程から品質に関与し、プロジェクト全体を盛り上げる必要があります。
このためにも、QAチームのさらなるレベルアップが不可欠です。QAの自動化やAI活用など、新しい技術や手法を積極的に取り入れて挑戦し、常に進化し続けるQAチームでなければなりません。そして、モンスターストライクだけでなく、MIXIグループ全体の進化も進めていきたいと考えています。
今後もテクバンの支援に期待しています。