一般社団法人漁業情報サービスセンター 様

情報システム部門業務支援サービス導入事例

最適なIT環境の実現に向けて、社内SEのスキルを持った弊社エンジニアが、お客様の情報システム部門の業務をご支援いたしました。

一般社団法人漁業情報サービスセンターは、最新技術を駆使して漁業活動に必要不可欠な漁況海況や市況などの情報を迅速に収集・分析し提供することを通じ、漁業経営の安定や漁業に関する情報技術の振興に寄与することを目的としています。
昭和47年の創立以来この目的の実現に向けて、様々な取り組みを行い、国や都道府県並びに水産関係者の支援・協力を受け日々の漁況海況、市況情報を収集し、提供を行っている組織です。
主要サービスの「エビスくん」や「おさかなひろば」を使って各種データを発信しており、漁業関係者はそれらを元に日々の活動や漁業経営を行っています。
また、人工衛星を使った水温図や潮流図の提供が評価され、産業発展に大いに貢献したことが認められ第一回宇宙開発利用大賞(内閣総理大臣賞)を受賞されました。

導入までの背景およびご要望

導入までの経緯を教えてください

以前はシステム開発、社内ネットワーク、セキュリティなどを、知識を持つ内部の職員が担当していました。ですが、セキュリティに問題がないのか、システムやネットワークはプロから見て効率的なのかなど常に不安を抱えていました。
また、保有する各種データに関してはExcelやAccessなどの市販のソフトでオペレートしていたり、社内で作成したプログラムを職員自身が十分把握できていなかったりと課題がありました。 そのため、職員ではなく外部の専門家の目から見た評価が必要だと感じ、外部委託を検討しました。

選定のポイント

テクバンを選んだ理由を教えてください

以前弊社に常駐していたスタッフが、のちにテクバンに就業したため、システムやセキュリティに関する悩みを相談したことがきっかけで話を聞いてもらうことになりました。
そしてシステム、ネットワーク、セキュリティなどを分析・評価・提案のできる会社ということで、専門知識のあるテクバンにお任せしました。

導入効果

導入の効果を教えてください

特にエビスくんマニュアル(導入・操作)については非常に満足しています。
当センターからの各種情報を受信するため漁船にパソコンを設置し、メンテナンスは各地域の電気業者等に依頼しています。また洋上では衛星通信のため通信料が非常に高く、データ通信には様々な工夫が必要になります。
そこで、導入時の設定方法をマニュアル化していただき各電気業者に配布しました。結果多くの漁船で不備なく設定が済み、自動アップデートなど不要な通信を防ぎ、通信料を抑えることができました。

今後の展望

今後の展望についてお聞かせください

日本各地の漁船に対し情報を提供しているエビスくんですが、現在は国内の遠洋漁業の船に対しても同じように漁況海況や気象情報などを提供するシステムをテスト中です。今後は世界に点在する漁船に向けた情報提供の展開を目指しています。
また、現在も常駐していただいているテクバンのスタッフにはよくやっていただいているため、この件に限らず引き続きサポートをお願いしたいと思っています。
エビスくんやおさかなひろばなどが話題に上がりましたが、まだ社内ではシステムやセキュリティに関する悩みが尽きないため優先順位を付け、事業とそれにかかる費用を検討し今後もテクバンに相談したいと考えています。

弊社担当者より一言

一般社団法人漁業情報サービスセンター様は、様々なシステムを使用されている中で、環境整備に手が回らず悩まれておりました。
今回はご縁があり、弊社SEが常駐してシステムや環境の解析を実施し、改善案の提示と作業のご支援をさせていただきました。
その結果、セキュリティ強化や関係者向けの手順書を作成するなど、課題1つずつに対して、環境整備をすることができ始めているのではないかと思っております。
今後も、一般社団法人漁業情報サービスセンター様の課題解決に向け、弊社SEと一緒にご支援を続けてまいりたいと考えております。

テクバン株式会社
木村

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お客様プロフィール

会社名
一般社団法人漁業情報サービスセンター
設立
1972年
代表者
会長 和田 時夫
従業員数
本部 45名
事業内容
漁業・水産業に関する情報収集・解析・提供
URL

https://www.jafic.or.jp/