協和物産株式会社 様

Cariot導入支援サービス導入事例

車両管理システム「Cariot」の導入支援と導入後のサポート業務をご支援しました。

協和物産株式会社は、外食産業向けに食材、酒類の販売と配送サービスを提供する食品卸売業を展開しています。同社では、30台以上の配送車輌を保有しており、東京、神奈川、千葉、埼玉など首都圏を中心とした配送エリアで、独自の物流ネットワークを駆使し、最適なサービスをお届けしています。多彩な品揃えと、さまざまな需要に対応する柔軟さで、1972年に創立以降、発展し続けている企業様です。

導入までの背景およびご要望

導入までの経緯を教えてください

弊社では、ドライバーが決められた時間内、決められたエリア内で、商品の配送を行っていますが、各車輌の走行ルートや速度などの走行状況は、どうしても管理者の目が届かず、実態を把握することができていませんでした。助手席に座って、監視するわけにもいかないので、管理者側が走行データを常に確認できるようにしなくてはならないと考えていました。何よりも大切な社員の生命を守るため、乗車時間や休憩時間、走行距離が適切かどうかなど、ドライバーの安全に関わる労務管理を徹底し、事故防止につなげたいという思いがありました。このような理由から、日常の業務をこなしながら、ドライバーの状況や運行情報を管理できる車輌管理システムの導入を検討することにしました。

協和物産株式会社
営業本部
取締役本部長
相楽 氏

選定のポイント

Cariotを選んだ理由を教えてください

以前からお付き合いのあるテクバンから、弊社の現状に合わせて、Cariot(製造元:フレクト社)をご提案をいただきました。まずは2週間のトライアルを試してみたところ、現在の車輌に簡単に設置できることや、車輌の状態やドライバーの行動が、すべてデータとして見えるようになり、想像以上に管理しやすいことがわかりました。Cariotは、配送車の現在地がどこなのか、どのようなルートを走っているか、乗車時間はどれくらいかなどの情報がすべて走行データとして記録に残るので、これなら課題となっていた運行管理と労務管理を、負担になることなく実施できると思い、導入することを決めました。テクバンのサポートで、全車への設置はスムーズに行うことができたので、比較的早く導入まで進めることができました。

協和物産株式会社
営業本部兼広域営業課
課長代理
佐久間 氏

導入効果

導入してみていかがですか

走行ルートを確認することで、予想外のルートを通っていたり、現場での滞留時間が長かったり、今まで不透明だった非効率的な部分が見えるようになりました。本格的な活用はこれからですが、こうしたデータをもとに、最適ルートの提案やエリアの再分配など、生産性の向上につながる打開策ができたのは大きな収穫です。また、車輌の位置をリアルタイムで確認できることは、事故や災害など、もしものことがあった場合でも、現在地をすぐに特定できるので安心感があります。管理業務の面から見ても、走行記録など日々の運行情報が自動で記録され、システムで一元管理できるので、手作業で記録していた時に比べて、業務時間全体で約15~20%の削減ができていると実感しています。

協和物産株式会社
営業本部 物流課
課長
藤川 氏

ドライバーの反応はいかがですか

ドライバーは1日に50~60件の届け先をまわり、1軒1軒に速く正確に商品をお届けする必要があるため、本人も気付かぬうちにスピードを出してしまうことがありますが、Cariotで取得した走行データをドライバーに開示することで、自身の運転状況を客観的に把握することができ、結果的に、安全運転の意識向上が高まり、事故防止につながっていると感じています。Cariotの導入に伴い、新たに物流課を新設し、管理部門を明確にしましたので、今後はより綿密な管理や教育が可能になると考えています。

今後の展望

今後の展望についてお聞かせください

今回のCariot導入で安全運転の意識が向上しましたが、その意識を継続させるためには、徹底して教育し続けなければなりません。物流はいかに効率よく回れるかが重要ですが、安全運転の意識を保ちながら正確に商品をお届けするためには、日々の積み重ねが大切です。近年目立つあおり運転など、ドライバーの質が問われる事件も多いなか、会社全体で意識向上に取り組み、事故の原因につながる事象は徹底して排除していきたいと考えています。

また、Cariotは多くの機能があり、現状では使いこなせていない部分もあるので、搭載されている機能をフル活用できるような運用体制を整え、さらなる業務の効率化を図っていく必要があります。Cariot自体も、どんどん新しい機能が追加され進化し続けているので、テクバンには、今後もそういった新規機能や、効率の良い運用方法の提案を期待しています。

(写真左から)フレクト 大村氏、協和物産 藤川氏、相楽氏、佐久間氏、テクバン 尾浦

弊社担当者より一言

協和物産株式会社様は都内近郊の飲食店に食材などを卸している会社ですが、30台超の社用車を保有されていることから、配送効率や安全管理に課題をお持ちでした。また、常日頃から安全運転の奨励、働き方改革などを会社全体で考えられており、業務改善に対して、非常に前向きな企業様でした。ですので、私がご提案したCariotの導入メリットはすぐにご理解いただき、導入自体もお客様のご協力によってスムーズに行うことができました。Cariotを導入したことで、運転状況の可視化、つまり配送地点、配送時間、ドライバーの走行速度など、様々なデータを見える化した事で、配送ルートの改善、配送時間の短縮、安全運転への配慮など、導入時に抱えていた課題が、少しずつ解決してきたと実感しております。
今後も、Cariot運用の定着化をご支援しつつ、ご担当者様と二人三脚で、様々な業務課題の解決にチャレンジし、協和物産株式会社様が更に発展すべく、微力ながらお手伝いしたいと考えております。

テクバン株式会社
尾浦

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お客様プロフィール

会社名
協和物産株式会社
設立
1972年4月21日
資本金
6,000万円
代表者
代表取締役社長 村野 隆一
従業員数
110名
事業内容
総合食品卸売業
URL
https://www.web-kyowabussan.com/