フリー株式会社 様

品質ソリューション導入事例

フリー株式会社様が展開しているクラウド型人事労務ソフト「freee人事労務」のQA業務をご支援いたしました。

フリー株式会社様は、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションのもと、「freee会計」ほか数多くのSaaS型クラウドサービスを法人・個人事業主向けに提供しています。
「スモールビジネスに携わる誰もが自由に自然体で経営できる環境」を実現するためリリースされたサービスの中でも、「freee人事労務」は税金や社会保険の知識がなくても、勤怠管理、給与計算、年末調整を一つのプラットフォームで完結できる、これまでにない人事労務管理ソフトとして、ユーザーから高く評価されています。

導入までの背景およびご要望

支援導入までの経緯を教えてください。

私たちQAのメンバーはプロダクトの品質を維持しながら、頻度高く実施する機能アップデートや新規リリースに対応する必要がありました。テスト効率化のためのプロセスは備えていましたが、限られたリソースで運営されていたため、外部の支援は必要でした。
当初、他のベンダーのQAサービスを利用していましたが、なかなか安定した体制を構築できないことが課題でした。

選定のポイント

テクバンを選んだ理由を教えてください。

選定検討の当初はお試しという形で入っていただき、QAエンジニアとしては比較的ジュニアであることは認識していました。しかし、その分コストパフォーマンスが良く、一定の教育と支援があれば、十分に戦力として活躍できると判断しました。
また、急な開発規模の変更に対する人員の増減要望に対しても、柔軟かつ迅速に対応していただけることも選んだ理由の一つです。

導入効果

具体的な支援内容を教えてください。

「freee人事労務」の各開発チームに対しQAエンジニア1人の配置で、現在は合計7人にサポートしていただいています。当社は基本的にアジャイル開発を行っており、リリースサイクルの短縮とユーザーへの価値提供を最優先に考え、テスト計画の策定から実施まで、開発エンジニアと足並みをそろえて支援していただいています。

ご支援の効果を教えてください。

まず、開発規模の変動に応じて柔軟にリソースを確保できる体制が整い、急なアップデートにも迅速に対応できるようになりました。
また、各開発チームに1人ずつQAエンジニアとして入っていただいているので、指示待ちのスタンスでは務まりません。例えば、開発全体を俯瞰して、積極的に開発エンジニアへ質問してテスト要件を提案いただいたり、自身の担当領域外で監視業務のメンバーが足りない場合は、積極的にフォローに入っていただいたりしています。
そして、素直で人柄が良く、コミュニケーションしやすい人材を配置していただいた点も評価しています。

今後の展望

今後の展望についてお聞かせください

スモールビジネスが直面する問題として業務・コミュニケーション・データの分断がありますが、「freee」ではこれらの分断を解決するためのプロダクト開発のスピード・インパクトを最大化する「統合flow」フレームワークを確立していきます。これにより今まで分断していた業務や個別で利用されていたプロダクトを横断で利用できるよう、より充実した統合体験の提供を目指します。
また、「freee人事労務」では全社指針と同様に統合体験の提供のため、人事情報マスタや従業員との接点となる勤怠といった領域にまずは力を入れていきます。その他にも様々な業種の方に利用いただけるような機能や権限の細分化など、より柔軟に使いやすいプロダクトに進化させていきます。
これらの実現には、テクバンの協力は欠かせません。今後は人事労務の業務知識やシステム全般の知識を深めていただくことを期待しています。

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お客様プロフィール

会社名
フリー株式会社
設立
2012年7月9日
資本金
26,348百万円(2024年6月現在)
代表者
代表取締役CEO 佐々木 大輔
従業員数
1,728人
(※2024年6月末時点、連結会社の総数)
事業内容
人事労務、経理、福利厚生をサポートするソフトウェアの開発・運営
URL
https://corp.freee.co.jp/