株式会社 東北新社 様
GMOトラスト・ログイン導入支援 導入事例

- 導入ソリューション&サービス
株式会社東北新社は、「PCTS」(Passion、Creativity、Technology、Speed)の4つの言葉を理念として掲げています。この理念に基づき、1961年の創業以来映像ビジネスに果敢にチャレンジし成長を続けている企業様です。
総合映像プロダクションとして、映像コンテンツ制作やCM制作、プロモーション制作などの業務を行い、高品質な映像コンテンツを生み出しています。
さらに時代に合わせたネット配信事業など、常に最新の技術やソリューションに挑戦されています。
グループIT推進部では、グループ全体のDX化の推進を大きなミッションとし、セキュリティレベルの均一化に取り組まれています。

導入までの背景およびご要望
導入のきっかけ、経緯を教えてください
2019年当時、社内でSaaSの導入が加速していました。今後さらにSaaSが増えていくことを見据えて、従来のシングルサインオンシステムの入れ替えを検討しました。
その後、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行がきっかけとなりSaaSの導入が爆発的に増加。
もともと社内ではGMOトラスト・ログインの導入を検討していましたが、SaaSの社内利用が増加した結果、GMOトラスト・ログインの導入を早めることができ2020年10月に導入いたしました。

GMOトラスト・ログイン導入以前の課題を教えてください
従来のシングルサインオンのシステムでは、対応しているSaaSのアプリ数が少ない、SAML対応が今ひとつなどの課題を抱えていました。
また、デバイス認証機能はありましたがブラウザのCookieに依存しており、履歴の削除や偽装もできる脆弱な認証でした。加えて認証が外れるケースが多発し、従業員から問い合わせが毎日のようにあり、運用上の課題となっていました。こうした課題解消のために、クライアント証明書を利用してデバイス認証を強化したいと考えGMOトラスト・ログインの導入を検討しました。
選定のポイント
GMOトラスト・ログインを選んだ理由
を教えてください
2019年夏ごろ、従来のシングルサインオンシステムの代替えとなるようなサービスを探していました。
今後の運用を考え日本のSaaSに対応していること、SAML認証に対応していることを重要視し、GMOグローバルサイン社含めて3社(2社は海外企業)で比較していました。
当時SAML対応をしていたのは海外サービスが多く、日本の各種SaaSへの認証の可否を懸念していました。
GMOトラスト・ログインは、国産のSaaS製品に数多く対応しており、非対応のSaaSについてもリクエストベースで対応可能という柔軟性が魅力でした。
また、コストを抑えスモールスタートできることもメリットです。弊社としては、今後拡張していきたいと考えていたため、こうしたコスト面や拡張性も決め手になりました。
導入効果
GMOトラスト・ログイン導入時の課題を教えてください
GMOトラスト・ログインの導入にあたって、デバイス認証に必要な証明書の社内への展開方法が課題となっていました。コロナ禍以前は、IT推進部や部門のPC担当がPCをセットアップして従業員に渡していました。しかし、コロナ禍でこうした作業が難しくなり、どのように従業員のPCに証明書をインストールするか悩んでいました。
また、インストール後の現場での利用についても懸念があります。例えば日々の勤怠システムへの入力時、まずGMOトラスト・ログインへアクセスする必要があります。この1手間により勤怠入力が正しく行われるのか。このような不安がありました。そのため、システム上GMOトラスト・ログインの連携は可能でも、あえて切り離し個別でID管理をした方がよいSaaSもあり、連携するか否かを見極める必要がありました。
GMOトラスト・ログイン導入の効果を
教えてください
導入前の課題だったCookieへの依存もなくなり、問い合わせの負担も大きく軽減しました。数10ほどあるSaaSをうまく束ねて安定稼働していることはもちろんですが、なによりデバイス制限をかけられるところが大きいです。
GMOトラスト・ログイン導入時の悩みだった証明書インストールについては、マニュアルを作成し各社員に案内して対応しました。
証明書を各自で入れることで、社員が社用デバイスと私用デバイスを併用していたとしても業務上社用のデバイス(証明書をかけたもの)しか使用できないと改めて社員に知らせることができました。
社員がセキュリティを意識できるようになったのは大きいです。2年ほど使用している中で大きな障害もなく、非常に安定感のあるサービスだと感じています。
今後の展望
今後の展望についてお聞かせください
今後は、グループ会社全体のセキュリティレベル均一化を目指しています。
その計画と並行して、ID管理や、SaaSにかかっている費用を管理するために、「SaaSアカウント自動発行/削除 by Bundle」オプション導入を検討しています。
理由としては、数10あるSaaSのライセンス管理とユーザー情報の受け渡しを自動化させたいからです。SaaSが30ほどまで増えてくると、それぞれにユーザー情報を都度追加する作業が生じて負担がかかります。恐らく、シャドーアカウントも発生しているため、そうした問題点をシステマチックに見極めていきたいと考えています。
まずは社内の運用している複数部門で現在の運用の見直しを行う必要があるため、導入時期は未定ですが今後このオプションを使ってID管理の手間をなくしていければと思います。
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- ※本事例中に記載の情報は、掲載当時のものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があることをあらかじめご了承ください。
お客様プロフィール

- 会社名
- 株式会社東北新社
- 創立
- 1961年4月1日
- 資本金
- 24億8700万円
- 代表者
- 代表取締役社長 小坂 恵一
- 従業員数
- 単体:876名 連結:1,612名(2022年12月31日現在)
- 事業内容
- CM制作、プロモーション制作、グラフィック・WEB制作、音響・字幕制作、番組・映画制作、ライセンス営業、BS・CS放送関連事業、ネット配信事業など