株式会社 超高温材料研究センター 様

Mail Safe/Mail Alert導入事例

SBテクノロジー株式会社が提供しているclouXionから、「Mail Safe」「Mail Alert」の導入支援を行い、お客様のPPAP問題への解決へと導きました。

株式会社 超高温材料研究センターは、航空・宇宙、自動車、環境・エネルギーなどの分野において使用される耐熱材料や機能性材料の開発を支援する目的で1990年3月に設立されました。世界でも稀な大型創製設備や評価試験設備を保有し、多数の国家プロジェクトや民間企業、大学、国公立研究機関からの受託研究・開発・製造を提供しています。
設立時に将来構想として描かれていた、日本独自の技術で生まれた先進材料である「炭素繊維」で強化されたプラスチックが民間航空機の機体材料に。さらには「炭化ケイ素繊維」で強化されたセラミックス複合材料もジェットエンジンの高温部材に適用されるなど、確かな実績をもってお客様に多岐にわたる技術・知見・ノウハウを提供し続けています。

導入までの背景およびご要望

導入までの経緯を教えてください

お客様の提供する材料の受託試験業務を行っており、試験結果のレポートを弊社からお送りしています。そのデータのやりとりにZipファイルでの暗号化を採用、またデータ容量が大きくなる場合は「OneDrive」を利用し、各自個別にフォルダ設定からメール送信まで手作業で行うなど、そのように対応していました。
しかし、お客様から「添付ファイルの送付を止めることにした」という案内をいくつか受け、PPAP問題が大きくなってきていると感じました。
企業規模の大きいお客様と取引をする弊社として、この問題への解決に本気で考えないと思い始めたのがきっかけです。

選定のポイント

テクバンを選んだ理由を教えてください

Microsoft 365導入の時にすでに関係があり、今回のPPAP問題について相談しました。
「Mail Safe」「Mail Alert」について、リモートでの説明も的確でわかりやすく、また製品の試用期間での対応も良かったため、テクバンを選びました。
新システムの導入には1年かけて複数の製品を試用しましたが、コストパフォーマンスや利便性などの点からなかなか切り替えに至りませんでした。
テクバンでは試用期間中に、製品の細かな設定や様々な機能があることなどご教示いただき、また不明点への回答を迅速にしてもらえたため、安心できるサポート体制があったのもひとつの決め手となりました。

導入効果

導入の効果を教えてください

導入の目的であったPPAP問題を解決したことにより、最新で確立されたセキュリティ体制を保つことができたと実感しています。お客様にも安心してファイルの共有ができるようになりました。
また、情シス担当者が実施していたバージョンアップ管理作業がなくなり、コア業務に集中できる時間が増えました。情シス担当者は受託支援業務と兼務しており、情シス業務の負担が大きいと感じることも多々ありましたが、今回Mail Safeの導入により、情シス業務の手間が省け、コア業務の生産性向上・業務効率化を実現できました。
ファイルの共有においても、ファイルのZip化はもちろんのこと、以前のファイル共有方法に比べ、お客様にダウンロードサイトの案内がスムーズにできるようになりました。煩わしさやストレスが解消されたと感じます。

今後の展望

今後の展望についてお聞かせください

お客様は大手企業様が多いため、先方が期待するセキュリティレベルを継続しなければなりません。今回はPPAP問題を解決できて目的を果たせましたが、OSアップデート管理など情シス業務においてまだまだ対策を考える余地があります。
テクバンには今後、IT関連の最新情報や新サービスの紹介、また特にセキュリティに関する情報をご提供いただきたいと期待しています。
IT業界は日々変化しているので、定期的な情報交換をさせていただくことで、最新のトレンドに乗り遅れないよう努めていきたいと思います。

弊社担当者より一言

超高温材料研究センター様は、日常業務にて大切な顧客情報を扱う関係上、情報セキュリティの観点をとても重要視されていたことに加え、昨今のPPAP問題も踏まえ、メールにおけるセキュリティ対策が不十分であることを懸念しておりました。
また、限られた社内人員でセキュリティ施策を実行するには、セキュリティを担保しつつ、運用の手軽さも考慮する必要がありました。
テクバンは、こうした課題を解決するため、SBテクノロジー様の「Mail Safe」及び「Mail Alert」をご提案させていただき、超高温材料研究センター様にとってより良い効果を生む製品でしたため、導入をお決めいただきました。
悪質なウイルスは日々常に進化をしておりますので、出遅れることなく今後もセキュリティに関して最新の情報を取り入れ、最適なサービスでご支援させていただきたいと思います。

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お客様プロフィール

会社名
株式会社 超高温材料研究センター
設立
1990年3月
資本金
38,800万円
代表者
代表取締役 中川成人
従業員数
約30名
事業内容
材料試作・熱物性解析・構造解析の受託業務、材料評価試験の受託業務、自社開発製品の販売 など
URL
https://www.jutem.co.jp/