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当日は無線LAN導入に興味のある関西各地の宿泊施設の方に参加いただき、急増する外国人観光客へのサービスとしての無線LAN環境の整備についての興味の大きさを感じました。
参加した施設からは、無線LAN導入の必要性は感じているものの導入コストの高さなどから二の足を踏んでいるという実態もあり、導入コストを抑えたクラウド型のサービスやVODや広告モデルなどの収益化につながるサービスについての講演は好評をいただきました。

～Wi-Fi導入の重要性と動向について～

柏崎助教による特別公演では、観光業界における無線LAN環境の動向やセキュリティ事情について講演いただきました。コンピューターネットワークの研究者という観点と日本全国、海外各国の100箇所を超えるホテルに宿泊されているという利用者という観点から、安易に導入した無線LANが引き起こすカオスな電波環境やセキュリティリスクなど実地に基づいた説明がありました。
今後の宿泊施設がどのような観点から、製品やサービスを選択し無線LAN環境を整備していくことが望ましいのかという点について非常にわかりやすく説明いただきました。

弊社菅野からは、宿泊施設向けのトータルITサービスTechVan ICT Cloud for Hotelの紹介をいたしました。
有線LANや無線LANのインフラの導入から、導入したインフラを活用した宿泊客をターゲットとしたVOD（Video On Demand）サービスや広告モデルなどをトータルで提供するサービスです。
導入に多額の費用がかかる無線LANインフラを初期費用をかけずに導入し、さらに広告やVODで収益化するところまで弊社がワンストップで対応することができる新しいサービスです。
ネットワークインフラの費用など、これまで負担となっていたコストを利益に変えることができるもので、宿泊施設にとっても新しいビジネスの展開の可能性を広げるものとして紹介させていただきました。

ネットフォレスト社の景山様からは、VODのサービスとしてSTBが不要なものやコンテンツサーバー不要のクラウド型のサービスについてご紹介がありました。これまでのような設備を省くことで導入費用を大幅に抑えて、毎月のコストも低コストで運用できる宿泊施設にとって画期的なサービスということでした。
また、業界初のHTML5技術を搭載したVOD用のテレビについて実機を用いたデモもありました。VODに留まらずテレビというインターフェースを通して、宿泊者に向けた広告の提供など新たなサービスについての可能性を感じるものでした。

弊社山下からは、テクバンの宿泊施設向けのクラウド型無線LANサービスについて紹介いたしました。無線LAN環境を提供するための機器などの資産を持つことなく、初期費用0円から導入が可能なサービスになります。
また、宿泊施設向けのサービスとしてユーザーID発行システムや、広告サービスの基盤となる無線LAN接続時に表示するホテルのポータルページといった機能についても紹介いたしました。
安定した高品質の無線LAN環境が初期費用を抑えて低コストで導入できるという点で、宿泊業界にとってもメリットの大きいサービスとしてご案内いたしました。

シスコ社の中元様からは、中小企業向けのネットワーク製品シリーズCisco Startについて紹介をいただきました。世界No.1シェアのシスコ社のネットワーク製品の品質を維持しながらも価格を抑えて導入しやすくしたもので、宿泊施設のように専任のIT技術者がいないような企業においても、安心のサポートを含め手軽に導入できるということでした。
また、IoT（Internet of Things）時代に向けたシスコ社の戦略についての話もいただき、宿泊施設における新たなITの活用方法についての可能性を感じることができました。