INTERVIEW
プロジェクトの継続と
ワークライフバランス
- H.R
- アプリケーションエンジニア
2023年中途入社
ビジネスソリューション事業部 ビジネスソリューション1部
新卒で入社したIT企業にてパッケージ導入の業務を経験し、その後テクバンへ転職。
転職後すぐにPLとしてお客様との窓口を担当し、現在はローコードパッケージの導入プロジェクトで活躍中。
- T.S
- アプリケーションエンジニア
2021年中途入社
ビジネスソリューション事業部 ビジネスソリューション1部
家具職人などの多彩なキャリアを経て、テクバンへ入社。
現在はローコードパッケージ導入プロジェクトのPMを担当。昨年、育児休業も取得するなど、ワークライフバランスを実践しながらプロジェクトを推進中。
多彩なキャリアをもつ人材が集まる
T.S:
実は色々な業種・職種を経験していて、最初は家具の制作販売をしている会社で家具職人みたいな仕事からスタートして、次はハードウェアのエンジニアへ転職。その後、知人の飲食店の内装設計やチラシ・ポスター作成などを手伝っていました。ジャンルは様々ですが、一貫して「モノづくりに携わりたい」という思いがあり、次の転職先はITでのモノづくりとなりました。その会社ではERPパッケージの開発プロジェクトに参加し、テスターからスタートして、最終的にお客様へのパッケージの導入推進や、導入時のフィット&ギャップ、開発が発生する場合は開発チームとの調整役などを担当しました。
業務自体に不満はありませんでしたが、当時のプロジェクトや会社の体制の問題で、コンサルタントやリーダーとしてのキャリアが見えにくい状況だったので、プライムでコンサル ができる会社へと思い転職をしました。
H.R:
すごいキャリアでテクバンに転職されたんですね(笑)
T.S:
そうなんだよね(笑)
ただ、テクバンへ入社する時もたくさんの求人に応募していたわけじゃなくて、やりたいことがやれそうな求人にピンポイントで応募をしていて、どの転職のときもあまり妥協せず選択してきたと思います。
H.R:
僕は逆にあまり紆余曲折がないんですが、新卒のときからIT系の企業に就職をして4年ほどその企業に勤めていました。周囲の人達にも恵まれていて、大きな不満や問題などがあったわけではないんですが、ある程度業務も一人称で進められるなと感じていたので、参加していたプロジェクトの区切りで外の世界を見てみよう、と思い転職しました。
最初は全然違う業種にも応募していたんですが、条件面でなかなか折り合いがつかなかったので、改めてIT業界で求人を探しました。最終的には、これまでの経験が活かせそうな業務内容や当初苦戦していた条件面などを総合的に判断してテクバンに入社しました。
T.S:
入社するまで、配属先の部署で扱っているローコードパッケージを経験したことがなかったんですが、入社半年くらいでお客様との窓口を任せてもらえて、当時は少し驚きました。「任せても大丈夫だ」と信頼してもらえているから裁量を持たせてもらったと思うので、そこは嬉しかったですね。
H.R:
お客様との窓口を任せられたのは僕も同じでした。面接の時に面接官から「もうお客さんと話できそうだね」と言ってもらっていたので、そういう意味ではあまりギャップはありませんでした。でも、いざやってみたら大変なこともあったので、自分で自分のことを少し過大評価していたのかも、と今になってみると思います。
ギャップでいうと、配属先のメンバーが明るくてフランクな人が多いのが意外でした!前職はシャイな人が多かったのでIT企業はそういう人が多いものだと思って入社したら、たくさんの人が話しかけてくれて「こんなに向こうから声かけてくれるんだ!」とびっくりしました(笑)
プロジェクトのゴール地点と面白さ
T.S:
自分たちの部署の開発プロジェクトは『お客様自身が業務に応じて、ローコードパッケージを自由に利用やカスタマイズできるようになる』がゴールになることが多く、『お客様が利用するシステムの開発をして納品するところがゴール』となる通常の開発プロジェクトとは少し毛色が異なります。
お客様自身でやれるようになると、自分たちの存在意義がなくなってしまうように見えますが、実際に開発専門のポジションなしにお客様だけで完遂できるようになるには、とてもハードルが高いですし、新しい製品や機能もどんどん出てくるので、自分たちのような開発や業務整理を行うチームへのニーズがなくなることはないと思います。
H.R:
お客様の情報システム部のような立ち位置と、外部の業務整理コンサルティングのような立ち位置をミックスしたポジションですね。なので、T.Sさんが言っていたように「納品して終了」ではなく、お客様の業務にもう一歩踏み込んだ形でお付き合いすることが多いように思います。
T.Sさんは、僕よりも先にプロジェクトに参加されていますが、どんなところが面白いですか?
T.S:
フルスクラッチのウォーターフォール型の開発プロジェクトではないので、お客様からのヒアリング~リリースまでのスピードは速い印象があるかな。自分は開発エンジニアとしてプログラミングをするよりも課題解決のプロセスが好きなので、ゲーム感覚で「どの順番でどのように着手したら、一番効率よく解決できるか?」を考えるのが面白くて、お客様からの依頼量が多いほうが燃えるかもしれない(笑)
自分たちの仕事は、お客様の言っていることをそのまま実現することではないので、お客様の絶対に譲れないポイントを理解した上で提案をして、それを受け入れてもらえると「よしっ」て、楽しくなるんだよね(笑)
H.Rくんは?
H.R:
僕は、お客様からの質問に対して、自分の中の引き出しから適切な回答を出せると嬉しいですね。単発でいただく質問もですが、お客様が10人くらい参加されるような大きい打ち合わせだと、事前にたくさん準備をして挑むので、飛んでくる質問をちゃんと打ち返せると嬉しいですし、終わったあとの達成感と安心感がすごくあります(笑)
最近は自分で回答できないものでも、T.Sさんに確認すればすぐにフォローしてくれる環境なので、バタバタすることなく対応できています。
T.S:
役に立てていて良かった(笑)
H.R:
T.Sさんは、業務量やタスクの難易度だけではなく、日々の業務全体を通して「なにか困っていることはない?」とフォローしてくださるので、そのタイミングで自分も業務の棚卸しができたり整理ができたりするので、とても助かっています。
T.S:
大前提として、自分ひとりで業務が完結できないからチームで対応している、と思っています。みんな優秀で依頼はちゃんと対応してくれますし、何かあれば質問や確認もしてくれると信じているので、メンバーが何をしているのかお互いに理解しておけば安心だな、と。その理解しておきたいポイントの一つとして、任せているタスクで困っていることがないか、分からなくて手が止まっていないかを適宜確認している、という感じです。
声をかけた時に話しやすい相手じゃないと本音は伝えてもらえないので、シンプルに話しやすい人であろう、とは心がけています。
ワークライフバランスとリモートの難しさ
T.S:
業務量についても、繁忙期は当然ありますが、そういったタイミング以外では無理のない範囲で対応できるように調整しています。さっきも話した通り、自分たちのプロジェクトは納品して終了、というタイプではないので無理をしてしまうと、その無理がずっと続くことになってしまうんですよね。そうなると、自分もメンバーもお客様も大変なので、そこは意識しながらお客様とコミュニケーションを取っています。
H.R:
そういうお客様とのコミュニケーションの取り方も、コツがあるんだな、と近くで見ていると思います。ただ「無理です、できません」と伝えるのではなくて、業務量とスケジュールを数値化して伝えていらっしゃるので、お客様との関係性も悪くないですよね。
お陰で、自分を含めてチーム全体が極端に高稼働になることもないので、ワークライフバランスも取りやすいです。
T.S:
自分は少し前に育児休業も取得して子供もまだ幼いので、チーム全体としても仕事が生活の中心になりすぎないように、ある程度ワークライフバランスをそれぞれがハンドリングできたら、とは思っています。
男性の育児休業は取得率が世間的にもあまり高くはないですが、お子さんがいる人も多い部署だったこともあり、取得しにくいといった雰囲気も全くありませんでした。
H.R:
そういった部分は、管理職の皆さんや社歴の長い皆さんがいい空気を作ってくださっているなって実感することが多いですよね。リモートワークメインの部署ですが、孤立しないように顔を合わせるタイミングがあるので、オンラインでも相談しやすいです。
T.S:
リモートワーク中にチャットやメールだけだと把握しにくい場合は、通話や会議を設定するので、その辺りも自分はあまり困ったことはないけど、H.Rくんは?
H.R:
僕は、文章にしようとするとものすごく長文になってしまうタイプなので、長くなるなと思ったらすぐに通話に切り替えるようにしています。先ほども話したように、出社の際に皆さんとお会いしているので、電話が掛けにくいといったこともほとんどないですね。
あと、僕は社会人生活のほとんどがリモートワークなので、それが当たり前というのもあるかもしれません。
T.S:
慣れている人は、非対面のコミュニケーションが上手というのもあるかもしれないね。慣れていない人だと、受け取り方に幅がある文章になってしまうこともあるから、そういうときは、対面だったらニュアンスで汲み取れるのに、と思うことがたまにあるかも……。そういうリモートワークならではのコミュニケーションのコツも今後はもっと必要になってくるかもしれませんね。
これからのキャリア
H.R:
毎月、上長と1on1をしていて、そこでは「ポジション・役職」「就業条件」「スキル・経験」にジャンル分けをして会話することが多いんですが、現状はPL/PMとしてのスケジューリングやマネジメント、お客様との折衝のスキルを伸ばしていきたいと思っています。そういったところができれば、プロジェクトを滞りなく進めていけるはずなので、そうすると役職などが自ずと見えてくるかな、と考えています。なので、まずは自身のスキルアップが当面の目標ですね。
T.S:
自分は逆に、管理職の一つ手前にいるので、まずは役職を上げてもう少し裁量を持てるようになることが目標です。ポジションに応じて視座も高くなると思うので、数字の面も含めて規模感の大きい提案などができるようになれば、と思っています。
そこより先の話になるとまだイメージが沸かないところもあるので、まずは一つずつステップアップしていって、その時その時に見える景色に応じて、将来を考えていきたいです。